石田商店

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  • 花すけカレンダー2026

    ¥1,100

    ※今年の花すけカレンダーも通販に出しました!もし以前に私の新刊を買ってくださった方で、さらにカレンダーをお買い上げいただける方は、今回分の送料をお返ししますので、お買い上げ時の備考欄に記入してもらえればと思います。 目黒にある花屋・花すけの2026年カレンダーです。 今年の月刊花すけで訪れた場所の未使用カットで毎月を彩ります。 A4サイズ 写真・植本一子 デザイン・TAKAIYAMA.ink 協力・近藤さくらさん、黒木くん・ともえちゃん、SUNNY BOY BOOKS、小橋陽介さん、木林文庫さん、鈴野さん・メリンダパイノさん、愛騒さん、bijiさん

  • 『とある都市生活者のいちにち』(自主制作)

    ¥1,540

    ※『17歳の誕生日』が付きます※ 2025年11月30日日記祭にて初売り! 限定特典の書き下ろしエッセイ『17歳の誕生日』と『「とある都市生活者のいちにち」のデザインについて(仮)』がつきます。 ↓ 特典として添付予定だった 『「とある都市生活者のいちにち」のデザインについて(仮)』は 『「とある都市生活者のいちにち」のデザインについて (というか根本さん)』 として下記に掲載しました。 ※2026年1月末までの約2ヶ月間は、石田商店とイベントでの手売り、日記屋月日さんでの限定販売となります。2026年2月以降はお取り扱いいただける書店さんでも販売予定です。 日記屋月日より刊行される『季刊日記』と同時購入のページもあります。ぜひお買い求めください。 ーーーーーーーーーー 日記ブーム到来!の最中、日記からエッセイに舵を切った植本が、久しぶりに日記本を作りました。 『それはただの偶然』『ここは安心安全な場所』という2冊のエッセイ集を出した、この一年に並走する、制作中の心境を綴った1冊です。2冊のエッセイ集を読んだ方はもちろん、文章を書くこと、本を作ること、都市で暮らす自営業者の謎の生活が気になる方にも、ぜひチェックしていただければと思います。 子どもたちもずいぶん大きくなり、あの頃の状況とは全く変わったけれど、案外こうして日記を書く理由は、あまり変わっていないかもしれない。 もしかしたら本を作りたいけれど、どうしていいかわからない人に向けて、わたしはこんなふうにしているよ、と伝えるため。そして、もし作ること、書くことに躊躇しているなら、あなたにもきっとできるよ、と伝えるため。自分のためであり、同時に誰かのために、という根底の部分は変わらない。 中学生と高校生の娘二人と都市に暮らす、収入の安定しない自営業の写真家。それだけでも一般的と呼ばれる生活とは違う。けれど、普通とはなんだろうとも思う。100人いれば100通りの生活があり、そのどれもがきっと面白さを秘めている。だからわたしはすべての人に日記を、エッセイを、文章を書くことをお勧めしたい。あなたのことはあなたにしか書けないのだから。 (まえがきより) noteで掲載していた2024年10月22日から2025年8月14日までの日記を大幅加筆修正し、創作についての書き下ろしエッセイを挟みました。 取り扱い書店 ・日記屋月日(下北沢)※2026/1末まで限定販売中 ※これまでお取り扱いいただいていた書店さんにも、ゆるやかに営業を始めますので、しばしお待ちください※ ーーーーーーーーーー 「とある都市生活者のいちにち」のデザインについて (というか根本さん) 高橋翼  本を作るたび、気づいたらなんでも言ってほしいと託してくれる、まだ入稿する前の原稿に目をとおすのはいつも、うれしくもその信頼に背筋が伸びる思いがする。  新刊『とある都市生活者のいちにち』のそれは、既刊のどれとも似ていない、複数の書体を組み合わせて構成された、手の込んだ横組みの本文が印象的で、その意図について、機会があれば尋ねてみたいと思うものだった。  著者である植本一子さんとデザイナーの根本匠さんの出会い、そしてこの本を作ることになった経緯については、その中に書かれている通りで、新たな出会いに触発されて作られたこの本の造りがフレッシュなのは、テキストの内容はもちろん、いちこさんのものづくりの中心にある衝動を映そうとしたものだからだろう。  「ものすごく長いデザインの提案がきて───」いちこさんからそんな話を聞いて、本のおまけでそれが読めたらいいんじゃないかなと思ったのは、そんな「一子ウォッチャー」としての興味関心からだけではなく、今回の作品は特に、このところ続いてきた、本の作り方についての諸々の実践が記録され、手引きとしても読めるようなところがあり、これがその助けになるのではないか、そして気になる人、根本さんのことをもう少し知ることができるんじゃないかと思ったからだ。  しかし口に出してみたが最後。知らないうちに、高橋さんがまとめるというのはどうだろうという話になっていたのには正直面食らったが、「そうじゃなければ、この話はなしにするかな〜。」と言われたら、その後ろに「無理せず!」と続いても、まあやってみようかな、となってしまうのが愚かなところ。どうも安請け合いする癖がある。どうなるかはわからないけれど、まずは約束を取りつけて、会って話を伺うことにした。  つい先日、根本さんの家に遊びに行く機会があって、彼にはその時に一度だけ会ったことがある。その時の印象は気さくだが丁寧で、不思議なおもしろい人。自宅を兼ねた仕事場である庭付きの古い一軒家は、昼間でさえ「ここで何をしてるんだっけ?」という気持ちにさせる独特な雰囲気を持っていたのだが、後日、改めて夜に訪れてみると、デスクランプだけで灯りをとった暗い居間の中、その特異さはさらに際立っていた。けれどそれは決して嫌な感じではなく、辺りが不安になるほど静まり返ったその中でも、不思議な居心地の良さを感じるほどだ。  コーヒーを入れて台所から戻ってきた根本さんは、前置きなんかお構いなしに早速本題について話し始める。束見本やゲラを使いながら、造本案の足がかりや意図、タイトルのデザインについて、初出がwebであったこと、テキストを読んで感じたことを裏付けにした文字組みについて、思考の流れ、実際的な制約や技術的なところ、実務についてなど、時間をかけて綿密に解説してくれた。  しかし度々、「本来はあくまでいちこさんに向けたものだから、あまり詳らかにしなくてもいいかもしれない。」と控えめだがはっきりとした意向を口にしていて、それでもその都度「どちらかというと作るの楽しそうだな〜と思ってもらえるような。」とか、「楽しく作ってる!って感じのがいいな。」と穏やかに言葉を継いでくれていたのが印象に残っている。その気持ちはわからないでもなかった。    いちこさんの通販サイト、石田商店の購入ページに、「限定特典の『「とある都市生活者のいちにち」のデザインについて(仮)』がつきます。」とあるにも関わらず、わざわざこんなまわりくどいことを書いているのはそういうことで、門外漢にも理解できるような言葉で、真摯に、なおかつ熱を持って秘密を明かそうとしてくれた根本さんの、その信念とか美意識みたいなものを尊重したいなと思ったというわけです。    別の本のデザインや、仕事の進め方にまで話は及び、ほぼノンストップで2時間弱。予定していた時間はとうに過ぎていて、この辺で話を終えることにした。それぞれの部分ごとに技術的な論理、あるいはごく個人的な感覚を起点に構築した、確固たる根拠をもとにデザインが展開されていて、聞こうと思えばまだまだ語ることは尽きないだろう。けれど一方で実際にあがってきたデザインを見ていると、その規範に基づきつつも、ある部分ではそこから自由に、面白いことになりそうならいつでもそれを破ってやろう、というおおらかで強い意思があるようにも感じた。それはそのまま根本さんの印象にも重なって、話を聞くほどに、不思議だと感じていた部分の霧が少し晴れたような、いやむしろさらに濃くなったのではとも思えるような、捉えきれていなかった断片を発見する。結局、何かを掴むどころか、不思議なおもしろさを新たに抱え、茫然としながら家路を辿ることになってしまった。  さて、書けないことばかりで頭を悩ませている。どうしたものかと悶々と考える。帰り際、お互い少し気安くなって、どちらともなく砕けた話し方を試みようとしていたぎこちない瞬間のことをなぜか思い出し、気恥ずかしいような、うれしいような、何とも言えない気持ちが込み上げる。  この人と一緒に作りたい。いちこさんがそう思った理由だけは、なんとなくわかったような気がしている。 高橋翼 WIPE ME WIPE ME !!という名前でハンカチを作りながら、予感という店をやってます。 ーーーーーーーーーー 『とある都市生活者のいちにち』 2025年11月30日初版第一刷発行 著者 植本一子 校正 藤本徹 ブックデザイン 根本匠 印刷・製本 モリモト印刷株式会社 印刷営業 鈴木純司(モリモト印刷株式会社) 発行者 植本一子 サイズ:文庫サイズ(A6)変形(横 114mm× 縦 152mm) 本文ページ数 :416 ページ 約13万字収録 特典エッセイ 『17歳の誕生日』 2025年11月30日発行 著者 植本一子 校正 藤本徹 ブックデザイン 根本匠 12P この本に関する感想・お問い合わせはメールにてご連絡ください。

  • ※12日以降の発送『とある都市生活者のいちにち』『季刊日記 創刊号』2冊セット

    ¥3,718

    ※『季刊日記 創刊号』が増刷中のため、発送が12月12日以降になります 『とある都市生活者のいちにち』に関しては、単品ページで詳細をご覧ください。 phaさんと日記について対談しました。 わたしの新刊と一緒にぜひどうぞ。 「日記」の専門誌、ついに創刊! あなたは日記をつけたことがありますか? 夏休みの宿題として、友達との交換日記として、業務上の日報として、SNSの日々の投稿として――私たちは、生まれてから死ぬまでの間に、何度も日記に出会います。 日記は、まず日付ではじまります。あとは今日見たもの、感じたこと、考えたことなど、なんでも自由に書いていくことができます。最も自由な形式、といえるかもしれません。 あなたは日記を読んだことがありますか? 日記は、必ずしも自分ひとりのために書かれたものばかりではありません。最近では、商業出版される書籍はもちろん、個人でつくられるZINEやリトルプレスも含めて、日記の本がとても増えています。 SNSでは「見られる」ことが強く意識される一方、生成AIが出力した投稿も見分けがつかないようになりました。日々を生きる人間の「私」に近いことばへの関心が、これまで以上に高まっています。 私たちは、日記を書くこと/読むことの魅力を、さまざまな角度から深めていけるような雑誌をつくりたいと考え、ここに『季刊日記』を創刊することにしました。日本はもちろん、おそらく世界でも類を見ない、日記の専門誌です。 たっぷり日記を読める「25人の1週間」を定番企画として、毎号さまざまな特集を組んでいきます。創刊号の特集は「日記のたのしみ」「日記とホラー」です。 今日から日記がたのしくなる、これまでにない文芸誌の誕生です。 【25人の1週間】 多様な執筆者による、同じ1週間の日記 安達茉莉子/伊藤亜和/猪瀬浩平/小沼理/北尾修一/こうの史代/古賀及子/こだま/桜林直子/図Yカニナ/武田砂鉄/ドミニク・チェン/鳥トマト/蓮沼執太/葉山莉子/ピエール瀧/東直子/浮/藤原辰史/堀合俊博/前田隆弘/牧野伊三夫/松浦弥太郎/柚木麻子/尹雄大 【特集1:日記のたのしみ】 対談:植本一子 × pha「すぐ手元から始める、表現のヒント」 インタビュー:福尾匠 × 荘子it「シットとシッポにきく」 エッセイ:金川晋吾/蟹の親子/ネルノダイスキ/品田遊 レビュー:me and you(竹中万季、野村由芽) 【特集2:日記とホラー】 対談:大森時生 × 山本浩貴(いぬのせなか座)「なぜホラーと日記がブームになったのか」 エッセイ:初見健一/柿内正午 レビュー:林健太郎 【その他】 座談会:株式会社インテージ × 日記屋 月日「日記をつけるプラットフォームを作りたい」 読者投稿 次号予告:「日記のくるしみ/日記と植物」 『季刊日記』創刊号 特集:日記のたのしみ/日記とホラー 発行:日記屋 月日(tsukihi.jp) 判型:A5判 ページ数:約350ページ(予定) 発売日:2025年12月1日(月) 本体価格:1,980円+税

  • 『17歳の誕生日』(自主制作)

    ¥550

    ※『とある都市生活者のいちにち』を買われた方は注文しないで大丈夫です※ 『とある都市生活者のいちにち』の 特典書き下ろしエッセイ『17歳の誕生日』です。 単品で購入可能ですが、日記を買ったらついてきます。 2025年11月30日発行 著者 植本一子 校正 藤本徹 ブックデザイン 根本匠 12P

  • 『贈り物の本』牟田都子編

    ¥2,200

    ※新刊と同時購入の場合、12/1以降の同時発送になります※ 植本は「それはもう愛」というエッセイで参加しました。 あなたの「忘れられない贈り物」はなんですか? 読むと、誰かを思い出す。 うれしさ、心温まる記憶、懐かしい風景、かすかな痛み、複雑な思い。 作家・詩人・ミュージシャン・俳優・漫画家など37人が、大切な記憶を持ち寄る、書き下ろしエッセイ集。 *** ★初版限定付録として「オリジナルしおり」を封入!★ *** 【目次】 ・「キャサリンという贈り物」川内有緒 ・「受け取る深さ」斎藤真理子 ・「流氷のかんづめ」山崎ナオコーラ ・「白いもらいもの」名久井直子 ・「贈り物は難しい。」後藤正文 ・「鯛焼き」渡辺尚子 ・「娑婆は桜」武塙麻衣子 ・「バウムクーヘンと熱意」武田砂鉄 ・「母と蝶」青木奈緖 ・「要らない部分がある子供服」こだま ・「ヤクザと贈り物」鈴木智彦 ・「しわっとしたお札」佐藤ジュンコ ・「今夜、すべてのバーで」村井理子 ・「祖母の着物、祖母の記憶」安達茉莉子 ・「うなぎで釣竿を釣る」美村里江 ・「別れのダンス」金井真紀 ・「戻ってきた文庫本」青山ゆみこ ・「生まれてはじめての贈り物」西淑 ・「祖母としての私に贈られた万年筆」頭木弘樹 ・「お返し」浅生鴨 ・「それはもう愛」植本一子 ・「ずっしりと、重く」古田徹也 ・「緑の靴」近藤聡乃 ・「宛名のない場所」白川密成 ・「祖母の長財布」高橋久美子 ・「プレゼントロイヤルストレートフラッシュ」サンキュータツオ ・「ポカリ遺跡」藤岡みなみ ・「ホンダCD125-T」吉村萬壱 ・「差し入れ」日野剛広 ・「不器用を、自信を持って贈ります」古賀及子 ・「猫たち」田尻久子 ・「贈ったり贈られたり」辻山良雄 ・「贈られた小説」有松遼一 ・「持っていき」牟田都子 ・「夜明け前の戦いを贈ります。」和合亮一 ・「見えない贈り物」若松英輔 ・「はるちゃんの動画」くどうれいん 【編】牟田 都子(むた・さとこ) 1977年、東京都生まれ。校正者。図書館員を経て出版社の校閲部に勤務、2018年より個人で書籍・雑誌の校正を行う。著書に『文にあたる』(亜紀書房)、『校正・校閲11の現場 こんなふうに読んでいる』(アノニマ・スタジオ)、共著に『あんぱん ジャムパン クリームパン 女三人モヤモヤ日記』(亜紀書房)、『本を贈る』(三輪舎)ほか。 出版社 ‏ : ‎ 亜紀書房 (2025/11/18) 発売日 ‏ : ‎ 2025/11/18 単行本 ‏ : ‎ 156ページ

  • 鳥羽和久・植本一子『それがやさしさじゃ困る』

    ¥1,980

    ※鳥羽さんとの共著が出ます。植本は写真で参加です。 子どもが自分でつかむまで! 大人が「わかったふり」をやめると、対話がはじまる。焦らず、 断ち切らず、観察しつづけるための視点──。学び・進路・日常相談と一年の日記から、関係がほどける瞬間を見つめる教育エッセイ。 『それがやさしさじゃ困る』は、子どもに向けられる「善意」や「配慮」が、時に子どもの心を傷つけ、主体性を奪ってしまうという逆説を、教育現場の最前線で20年以上子どもと向き合ってきた著者・鳥羽和久さんが鋭く描き出す一冊です。 「失敗させまい」「傷つけまい」という大人の"先回り"が、実は子どもの可能性を閉ざしてしまう──。本書では「学校」「親と子」「勉強」「受験」といったテーマを軸に、現代教育の盲点と私たち大人が抱える不安の影を浮かび上がらせます。単なる批判にとどまらず、大人の葛藤や弱さへの眼差しがこめられているからこそ、その言葉は深く胸に響きます。 さらに本書を特別なものにしているのは、ページ下部に並走する一年間の日記の存在です。そこには、卒業生との忘れられない一瞬や、親子の関わりの奥に潜む無自覚な"デリカシーのなさ"への気づきなど、教育の現場で生まれた生の思索が断片的に綴られています。論として伝えられるエッセイと、濾過されない日々の記録が呼応し合い、本書は単なる教育論を超えた、立体的で豊かな手触りを届けてくれます。 解決策を提示する本ではありません。むしろ「間違うこと」「揺れ動くこと」を恐れず、子どもを信じて共に歩むことの大切さを、本書は静かに指し示しています。大人として迷い続ける私たちに寄り添い、伴走してくれる一冊です。 そして本書には、写真家・植本一子さんが鳥羽さんの教室やその周辺で撮り下ろした写真が栞のように差し挟まれています。子どもたちの表情や存在は、エッセイや日記で綴られる思索に呼応し、本書を照らし、「いま、ここ」の空気を手渡してくれるでしょう。 鳥羽 和久(Kazuhisa Toba) 1976年 福岡県生まれ。2002年、大学院在学中に中学生40名を集めて学習塾を開き、以後、小中高生の学びに携わり続ける。現在、株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、単位制高校「航空高校唐人町」校長、及びオルタナティブスクールTERA代表。著書に『親子の手帖増補版』(鳥影社)、『おやときどきこども』(ナナロク社)、『君は君の人生の主役になれ』(ちくまプリマー新書)、『「推し」の文化論│BTSから世界とつながる』(晶文社)、『光る夏旅をしても僕はそのまま』(晶文社)、編著に『「学び」がわからなくなったときに読む本』(あさま社)などがある。 植本 一子(Ichiko Uemotonto) 写真家。1984年 広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げる。主な著書に『かなわない』『愛は時間がかかる』、写真集に『うれしい生活』、小説家・滝口悠生との共著『さびしさについて』などがある。主な展覧会に「アカルイカテイ」(広島市現代美術館)、「つくりかけラボ07あの日のことおぼえてる?」(千葉市美術館)。 出版社 ‏ : ‎ 赤々舎 (2025/9/21) 発売日 ‏ : ‎ 2025/9/21 単行本 ‏ : ‎ 132ページ

  • 『それがさびしい』(自主制作)

    ¥550

    17年一緒に暮らした猫、ニーニが息を引き取りました。そのときのきもちは書かなければいつか忘れてなくなってしまう。空白を埋めるように、いなくなって3日後に書き上げたエッセイ「それがさびしい」。できることなら、もう一度ニーニに会いたいです。 ※何か他のものと一緒に買うといいくらいのささやかなzineなので、待てる方は次回の新作が出たタイミングでご注文いただいた方が送料が浮いて良いです※ 家内制手工業 2025年7月12日発行 A6サイズ 約5000字 16p デザイン・高橋翼(予感) 表紙の色はランダムで届きます 手売り・通販限定

  • 『ここは安心安全な場所』(自主制作)

    ¥1,650

    ※通販特典としてオリジナルしおり(松井一平画)を同封します。 ※プラスチックフリーを目指すべく、ビニールで梱包しない、もしくはペーパーで梱包の発送になる場合があります。ご了承ください。 あなたとわたしの現在地をみつめる 植本一子のエッセイシリーズ (わたしの現在地) 早くも第2段の登場です 今回のテーマはここ数年通っている遠野のとある場所と馬についてです。 ふいに出会えた場所、人、そして馬たちが、わたしのその後の人生を変え、そして支えることとなりました。本には8遍のエッセイと、詩を1つ書きました。 さらにこのエッセイ集の主要人物であるとくさんこと徳吉英一郎さんに寄稿文をお願いしました。 「自分自身で生きる」とは、どういうことだろう。 馬たちと過ごす静かな時間のなかで、わたしは少しずつ自分を取り戻していった。 葛藤を抱えながら生きてきた心と、変わっていく内面を見つめた、小さな旅の記録。 偶然のように現れた、ギフトのような人や場所。この出会いがあったからこそ、わたしはひとりで歩き出す準備が整ったのだと思う。(本文より)   わたしの現在地(2) 『ここは安心安全な場所』 目次 北へ向かう 山の一日 とくさんと馬たち 自己紹介をしない 夜眠れない人 生きる才能 ひとりになること とくさんへ あとがき 自分を支える 寄稿 無名であること。無名になること。無名と有名を往還すること。 徳吉英一郎 2025年6月14日 初版第一刷発行 著者 植本一子 寄稿 徳吉英一郎 装丁 川名潤 校正 松井真平 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック 発行者 植本一子 168ページ B6変形 ーーーーーーーーーーーーーーーー  今まで読んできた一子さんのどの本とも違う一子さんがいた気がします。どのときよりもゆったりと時間が流れていて、腰を据えて歩んでいるような姿が見えて、過ごす場所と出会う人がここまで人の文章を変えるんだということに驚いています。故郷とはまた別の、生活圏からも離れたじぶんで見つけた場所があるのって、すごくいいなと思います。 福永紋那(OH!MY BOOKS店主) ーーーーーーーーーーーーーーーー  表紙に小さく「自分に潜る旅に出る」とある。植本一子さんが10年以上、商業/自費出版を軽やかに行き来しながら書き継いできた日記やエッセイをオンタイムで読み続けている読者としては、植本さんの「自分に潜る旅」に同行させてもらっているようにも感じる。  牟田都子(校正者)  ーーーーーーーーーーーーーーーー  目の前に馬の姿が現れた時の感動と畏怖を抱く気持ちがすごく伝わってきました。自分が体験したわけではないのに、一子さんが遠野で過ごす大事な時間が、読んでいる時間の中にもそのままあるような、そんな気がしました。  自分の心のかすかな動きまで一つ一つ確かめるように綴られたのであろう文章を、こちらもゆっくりと、焦らずに読む。そうすると静かな場所に降りて行くような感覚がやってきて、私の心も平穏になっていくように思えました。 スズキナオ(文筆家) ーーーーーーーーーーーーーーーー  なんだか今までの一子さんとちがい、ゆっくりどっしりしているように感じました。これまでと書いている層が違うような、ビートが変わったような。  感情大放出で駆け抜ける一子さんも好きだったけど、今の地面にしっかり足をつけている一子さんもとてもいいね!  ほんとに馬がいてくれてよかったね。 桜林直子(雑談の人) ーーーーーーーーーーーーーーーー  植本さんが本心にせまればせまるほど、家族との葛藤やさびしい気持ちを書けば書くほど、私の深いところが癒されていく感覚があります。  (読者の方から) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  はっきりと「更新」されたと感じた。一子さんの本をすべて読んできて、どれにも思い入れがある。どの本が一番、というのはない。ただ、今作は更新されたのだと、読みながらも、読了してからもわかった。その更新を受け取れてよかった。同じ時間を生きられて、たまに会えておしゃべりできるのが嬉しい。 橋本亮二(朝日出版社) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  植本さんの言葉が今までの本とは少し変わったような、視野が開けたような感覚があり、一緒に物事を考えられるようなスペースを感じます。 熊谷充紘(twililight店主) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 言葉を駆使してもう一度馬に会いに行っているのでしょう。 実際の馬に近づいているときと同じ慎重さがここにはあります。 その歩調に合わせて私もゆっくり読みました。 太田靖久(小説家) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  一子さんが岩手の遠野という地へ導かれるようにして出かけていき、そこで馬や大切な人たちに出会い、そしてこうして通うようになったことは、きっと必然だったのだろう。  不安で、傷ついて、怯えて泣いている。そんな小さな子が荷物を背負い、はじめて一人で旅に出る。行きたいと思った北の方向へ、自分の意思と足で出かけていく。その先で、心がほぐれていく景色や仲間に出会う。最初は怯えて小さくなっていたその子も、いろんなものを受け取るうちに、やがてのびのびとただそこに存在することができるようになっていく。それまで知らなかった、そのままの自分に出会い直す。今は少し距離があるけれど、本当は大切で好きな場所のことも思い出す。そういう贈り物を自分の手で掴むことができたのは、一子さんが特別だったからというよりも諦めない人だったからではないか。人はきっと、変わりたいと思ったらいつからでも変わることができる。  一子さんがこれまで懸命に生きてきた日々を、本を通して追ってきたからだろうか。一読者としても、一子さんが大切な場所に出会えたことは自分のことのように嬉しくなる。 大河内紗弥加(common house店主) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー    植本一子によるエッセイシリーズ『わたしの現在地』の第二弾は「馬と植本さん」という、パッとは想像がつかないテーマだ。岩手県の遠野を訪れている様子は、SNSでたまに拝見していたが、まさか一冊まるごと「馬の話」とは思いもしなかった。その意外性もあいまって、新境地へと達した「エッセイスト・植本一子」の本領が発揮されている一冊と言えるだろう。  冒頭、映画のワンシーンのように淡々と遠野へ向かう描写から始まる。車窓の景色や気温、身体の感覚などが手に取るように伝わってくる、描写の粒度の細かさに圧倒される。そこから流れるように遠野での暮らし、馬との出会い、触れ合いが綴られていくのだが、そこには知らない豊かな世界が広がっていた。植本さんの作品の魅力として、誰もが経験する日常を、信じられない解像度で描いている点が挙げられるだろう。今回は多くの人にとって非日常な「馬」というテーマではあるが、解像度はそのままに、門外漢にも分かりやすく、馬を通じた生活と植本さんの思考が展開されていく。  実際、どんな馬なのか。その姿は、植本さん自身が撮影したフィルムの写真で確認することができる。表紙を飾る馬の写真を含めて、圧倒的な存在感に心を射抜かれた。我々が「馬」といわれて想像する見た目は多くの場合、競走馬のように整えられた姿だろう。しかし、植本さんが訪れた場所で暮らす馬たちはまったく異なる。金色の長いたてがみをなびかせた、その野生味あふれる立ち姿がとにかくかっこいい。実際、この馬たちは、馬房にも入れず、人間が求める役割から降り、なるべく自然に近い状態で生きているらしく、そんな形で存在する馬の凛々しさに目も心も奪われたのであった。  写真でグッと心を掴まれた上で、植本さんがいかに馬に魅了されているか、馬との関係について丁寧に言葉を尽くしている文章を読むと、臨場感が増し、まるで自分自身が遠野の大地に立ち、馬と向き合っているかのような感覚になった。それは馬に関するルポルタージュのようにも読めるわけだが、馬との関係や、ワークショップで過ごした内容を含めて、内省的な考察が展開していく点が本書のユニークなところである。  人間は他者と関係を構築するとき、どうしてもラベリングした上で、自分との距離を相対的に把握していく。そのラベルでジャッジし、ジャッジされてしまう。SNS登場以降、ネット空間ではラベルがないと、何者かわからないので、さらにその様相は加速している。しかし、そのラベルが失われたとき、人は一体どういう存在になるのか?そんな哲学的とも言える問いについて、馬とのコミニュケーションを通じて思考している様子が伺い知れる。  馬との関係においては、自分がどこの誰かといった背景は一切関係なく、接触しているその瞬間がすべてになる。人間の社会ではどこまでもラベルが追いかけてくるが、動物と関係を構築する際にはフラットになる。さらに犬や猫といった愛玩動物と異なり、馬はリアクションが大きくないらしいのだが、そこに魅力がある。つまり、現代社会では「インプットに対して、いかに大きなアウトプットを得るか」が重視され、余暇でさえコスパ、タイパと言いながら、効率を求めていく。しかし、馬や自然はそんなものとは無縁だ。その自由さは私たちが日々の生活で忘れてしまいがちなことを言葉にせずとも教えてくれるのだった。  夜、馬に会いに行く場面は、その象徴的なシーンだ。祈りに近いような気持ちで馬を探しにいくが、馬は何も語らず、大きなリアクションも返さない。ただそこにいるだけ。それなのに、言葉では伝えきれないような安心感や包容力の気配を確かに感じる。そんな馬という「写し鏡」を通じて、自分という存在の輪郭を静かに確かめる。そんな自己認識の過程は、近年の植本さんのテーマでもある「自分の在り方」をめぐる探究と共鳴していると言えるだろう。  と、ここまでそれらしいことを書いてきたのだが、巻末にある徳吉英一郎氏による寄稿が本書の解説として、これ以上のものはないように思う。遠野で個人としても馬を飼い、暮らしている方による「記名論」とでもいうべき論考は刺激的だ。特に、怖れ、恐れ、畏れ、怯えとの関係は、ゼロリスク型の管理社会全盛の今、言われないと気づけない大事なことが書かれていた。 写真と文章、両方の技術と感性を持つ植本さんだからこそなし得た新しい表現がここにある。本書を通じて、多くの読者が、自分の「現在地」を見つめ直すきっかけになることを願ってやまない。 Yamada Keisuke(ブロガー・ポッドキャスター) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【全国の取り扱い書店一覧】 この本の購入は全国の取り扱い書店さんで購入可能です。 在庫の有無の確認は各書店さんにお願いします。 blackbird books(大阪・緑地公園) OH!MY BOOKS(東京・幡ヶ谷) 古書コンコ堂(東京・阿佐ヶ谷) 古書ビビビ(東京・下北沢) B&B(東京・下北沢) TRASMUNDO(東京・下高井戸) メリーゴーランド京都(京都・京都河原町) 本屋Title(東京・荻窪) SPBS(東京・渋谷) BOOKNERD (岩手・盛岡) 恵文社一乗寺店(京都・一乗寺) FOLK old book store(大阪・北浜) 本の栞(神戸・花隈) 本灯社(福岡・薬院) Seesaw Books(北海道・北18条) MoMoBooks(大阪・九条) 本屋イトマイ(東京・ときわ台) 本屋とほん(奈良・郡山) ホホホ座浄土寺店(京都・浄土寺) シカク(大阪・千鳥橋) 本屋lighthouse(千葉・京成幕張) 海辺と珈琲 ことり(大分・国東半島) 本と喫茶 畔(静岡・戸綿) MINOU BOOKS(福岡・筑後吉井/久留米) 1003(神戸・元町) 蟹ブックス(東京・高円寺) 本屋・生活綴方(神奈川・妙蓮寺) 本の轍(愛媛・松山市) ISB books(東京・阿佐ヶ谷) READAN DEAT(広島・本川町) ときわ書房志津ステーションビル店(千葉・志津) twililight(東京・三軒茶屋) 百年(東京・吉祥寺) ルヌガンガ(香川・瓦町) 青山ブックセンター(東京・表参道) HiBARI BOOKS & COFFEE(静岡市) BREW BOOKS(東京・西荻窪) ON READING(愛知・東山公園) 今野書店(東京・西荻窪) Bareishoten(大分市) ペンギン文庫(移動本屋) TOUTEN BOOKSTORE(愛知・金山) 本と商い ある日、(沖縄・うるま市) バックパックブックス(東京・代田橋) ヒガクレ荘(静岡市) 本や学びやmerkki(徳島・佐古) カクカクブックス(岐阜・各務原市) BOOKS&FARM ちいさな庭(岐阜・恵那市) ten(佐賀・唐津) 電燈(神奈川・白楽) 円錐書店(北海道・札幌市) YATO(東京・両国) awesome today(東京・亀有) ニューサマーブックス(静岡・伊豆高原) ムニブックス(オンラインショップ) 泊(岡山・倉敷市) 汽水空港(鳥取・松崎) リバーブックス(静岡・沼津) ヌックブックス(間借り・催事出店) 代官山蔦屋書店(東京・代官山) 本とお茶 ほとり(神戸・兵庫区) 有隣堂 キュービックプラザ新横浜店(神奈川・新横浜) 古本と新刊scene(熊本市) ペンギンブックストア(佐賀・鳥栖市) commonhouse(東京・千歳烏山) 予感(東京・代田橋) 栞日(長野・松本) ヨット(静岡・三島) ポルベニールブックストア(神奈川・大船) ジュンク堂書店 池袋本店(東京・池袋) 愛騒(東京・豪徳寺) 七月堂(東京・豪徳寺) 図書室ふたつの月(三重・四日市市) 書店凪の間(共同書店) stacks bookstore(東京・神保町) nicala(新潟・佐渡) KIMAMA BOOKS(宮崎市) TRASMUNDO(東京・下高井戸) 有隣堂グラングリ-ン大阪店(大阪) 本の栞(神戸・花隈) 透明書店(東京・蔵前) とらきつね(福岡・唐人町) MITTS Fine Book Store(滋賀・彦根) 北書店(新潟市) 葉々社(東京・梅屋敷) ほんの入り口(奈良・近鉄奈良) lounge B books(広島・安佐南区) ch.books(長野市) ウラ書房(神奈川・根岸) 三陸駒舎(岩手・釜石市) YOMU(山梨) サンブックス浜田山(東京・浜田山) 瀾書店(神奈川・京急富岡) 誠品生活日本橋(東京・日本橋) 古書防波堤(東京・吉祥寺) KIBI(長野・小布施) 川添い(秋田) まわりみち文庫(青森・弘前) hoka books(京都) ARC(和歌山・有田市) KITSUNE BOOKS(北海道・室蘭市) TUG BOOKS(小豆島) 往来堂書店(東京・千駄木) 鴨葱書店(京都) 曲線(宮城・仙台) Book Store Pellonpää ペロンパー(秋田市) TSUNDOKU BOOKS(青森・十和田市) alnwick books(東京・北千住) 玉葱堂書店(東京・常盤) TAKASHIMA BASE(滋賀県・高島市)※10月オープン予定 現在110店舗! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 植本一子(うえもと・いちこ) 写真家。1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げる。主な著書に『かなわない』『愛は時間がかかる』、写真集に『うれしい生活』、小説家・滝口悠生との共著『さびしさについて』などがある。主な展覧会に「アカルイカテイ」(広島市現代美術館)、「つくりかけラボ07 あの日のことおぼえてる?」(千葉市美術館)。

  • 『それはただの偶然』(自主制作)

    ¥1,540

    ※通販特典として友人で美術家の百瀬文によるエッセイ『植本一子の新刊に寄せて』を同封します。 ※プラスチックフリーを目指すべく、ペーパーで梱包の発送になる場合があります。ご了承ください。 いつか別れる日のために どこまでも一緒に歩いた わたしたち 自費出版で初めてエッセイ集を作りました。 今年の春に事件に巻き込まれてしまい、かなり苦しい日々を過ごしてきました。 生きることさえ諦めそうになったけれど、書くことはそんな自分を助けてくれました。 夏から秋にかけて書いた7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇、少しの詩を載せています。 また、今回「わたしの現在地」というシリーズ名をつけたので、気長に作り続けていけたらと思っています。 ーーー失われてしまったものや、残されたひとたちのことが、ここにはちゃんと書かれているように思います。(柴山浩紀・編集者) ーーー新刊は、書き手としての一子ベストワークを更新してると思います。エッセイ集として編まれることを意識して書かれたことが、読んでいてもわかったし、あとがきを読んでもなるほどという感じで、移行期/過渡期的だった「愛は時間がかかる」よりも腰の据わった、覚悟みたいなものを感じる本でした。やっぱり日記からエッセイに、というのはきっとすごい難しいハードルで、そこを越えて=いろんなものを手放して、その代わりにエッセイでないと書けないことを書いている。 そして思ったのは、もしかしたらこれは「エッセイスト植本一子」誕生の書であり、同時に、「日記作家植本一子」との決別の書なのではないか、みたいなことでした。もう一子さんは日記を書かない(書けない)んじゃないか。でもそれはまあ自然というか仕方ないというか必然的なもので、一子さんはこれまでも常に、自分の大事なことを書くために最善の方法として日記という形を選んできたのだと思うし、いまはその大事なことを書くために必要な形が変わってきたということなんだと思います。(滝口悠生・小説家) わたしの現在地(1) 『それはただの偶然』 もくじ 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表 2024年12月1日 初版 第一刷発行 2025年6月1日 第二刷発行 著者 植本一子 装丁 六月 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック(初版)    ちょ古っ都製本(二刷) 発行者 植本一子 ーーーーーーーーーー 【全国のお取り扱い書店一覧】随時更新中! この本の購入は全国のお取り扱い書店さんで購入可能です。 在庫の有無の確認は各書店さんにお願いいたします。 誠光社(京都・神宮丸太町) blackbird books(大阪・緑地公園) OH!MY BOOKS(東京・幡ヶ谷) 古書コンコ堂(東京・阿佐ヶ谷) 古書ビビビ(東京・下北沢) B&B(東京・下北沢) TRASMUNDO(東京・下高井戸) メリーゴーランド京都(京都・京都河原町) 本屋Title(東京・荻窪) SPBS(東京・渋谷) BOOKNERD (岩手・盛岡) 恵文社一乗寺店(京都・一乗寺) FOLK old book store(大阪・北浜) 本の栞(神戸・花隈) 栞日(長野・松本) 本灯社(福岡・薬院) Seesaw Books(北海道・北18条) サンブックス浜田山(東京・浜田山) あまかわ文庫(兵庫・姫路市) MoMoBooks(大阪・九条) MITTS Fine Book Store(滋賀・彦根) Books 移動祝祭日(PASSAGE 東京・神保町) 本屋イトマイ(東京・ときわ台) 本屋とほん(奈良・郡山) ホホホ座浄土寺店(京都・浄土寺) シカク(大阪・千鳥橋) 本屋lighthouse(千葉・京成幕張) 海辺と珈琲 ことり(大分・国東半島) 本と喫茶 畔(静岡・戸綿) MINOU BOOKS(福岡・筑後吉井) 1003(神戸・元町) 蟹ブックス(東京・高円寺) 本屋・生活綴方(神奈川・妙蓮寺) 本の轍(愛媛・松山市) ISB books(東京・阿佐ヶ谷) READAN DEAT(広島・本川町) ときわ書房志津ステーションビル店(千葉・志津) twililight(東京・三軒茶屋) 百年(東京・吉祥寺) 葉々社(東京・梅屋敷) とらきつね(福岡・唐人町) ルヌガンガ(香川・瓦町) 北書店(新潟) 青山ブックセンター(東京・表参道) HiBARI BOOKS & COFFEE(静岡) BREW BOOKS(東京・西荻窪) ON READING(愛知・東山公園) 今野書店(東京・西荻窪) Bareishoten(大分) amleteron(東京・高円寺) ペンギン文庫(移動本屋) TOUTEN BOOKSTORE(愛知・金山) SUNNY BOY BOOKS(東京・学芸大学) WARP HOLE BOOKS(東京・等々力) バックパックブックス(東京・代田橋) 古書防波堤(東京・吉祥寺) 有隣堂グラングリーン大阪店(大阪) ヒガクレ荘(静岡) 予感(東京・代田橋) KIMAMA BOOKS(宮崎) 本や学びやmerkki(徳島) カクカクブックス(岐阜) toi books(大阪・本町) hoka books(京都) 文喫(東京・六本木) 文喫 栄(愛知・栄) 瀾書店(神奈川・京急富岡) BOOKS&FARM ちいさな庭(岐阜・恵那市) フラヌール書店(東京・五反田) 透明書店(東京・蔵前) ほんの入り口(奈良・近鉄奈良) ten(佐賀・唐津) Yamamoto Market 山本書店(高知・黒潮町) 双子のライオン堂(東京・赤坂) 川添い(秋田) 電燈(神奈川) 円錐書店(北海道) MINOU BOOKS 久留米(福岡・久留米) YATO(東京・両国) stacks bookstore(東京・神保町) awesome today(東京・亀有) KIBI(長野) ニューサマーブックス(伊豆高原) ch.books(長野) 七月堂(東京・豪徳寺) GRASSLAND(埼玉・日高市) ふやふや堂(群馬・桐生市) ムニブックス(オンラインショップ) 泊(岡山) ARC(和歌山) ヨット(静岡・三島) 汽水空港(鳥取) リバーブックス(静岡・沼津) ブックスキューブリック箱崎店(福岡・箱崎) ヌックブックス(間借り・催事出店) 本屋ロカンタン(兵庫・神戸) スタンダードブックストア(大阪・オンライン等) Lounge B books(広島・安佐南区) 代官山蔦屋書店(東京・代官山) HoiPoi(東京・高円寺) 本とお茶 ほとり(神戸) 有隣堂 キュービックプラザ新横浜店(神奈川・新横浜) commonhouse(東京・仙川) ーーーーーーーーーー  植本さんの新作は「わたしの現在地」として銘打たれたシリーズ第一弾のエッセイ集。最近の日記ブームの火付け役かつ牽引者であるわけだが、これまで読んできた身からすれば、日記を経た先にあるエッセイという印象をもった。  一人でいることに耐えられず、常に誰かを求めてしまう。そんな自分の内面と向き合っている様子は近作の『愛は時間がかかる』や『こころはひとりぼっち』で書かれてきたが、本作は植本さんの周辺の人たちへの思いが率直に書かれており、対照的な一冊と言えるだろう。  具体的な描写は避けられているものの、植本さん自身が事件に巻き込まれたことが幾度となく言及されている。事故、事件、病気といった自分のコントロールできない事態に突如巻き込まれる辛さは、本や実体験で分かっているつもりだが、本人にとってどれだけダメージがあるかは他者からはわからない。しかし、そんな中でも表現から伝わるものがあり、「春」という詩で描かれる絶望、虚無感は心の深い部分を刺激された。  精神的に参った状態の植本さんの元に、まるでマーベルのアベンジャーズよろしく皆が集結し、彼女を支える互助の関係性を、内向的な自分としては羨ましく感じた。ご本人は誰かに頼ることを気にされているようだが、そんな風に助けてくれる人がたくさんいる状況は、人間関係が希薄な今の時代において正直想像がつかない。それはひとえにご本人の人望なのだろう。大人になればなるほど、新しい友達を作ることは難しくなるが、植本さんはそのハードルを軽やかに越えて、どんどん関係性を結んでいく。その様子が本作では手に取るようにわかるし、植本さんが植本さんたる所以でもあるのだと思う。それは一人のファンにしか過ぎない私に対する寛大さからも明らかだ。  日記の生活感、それに伴う刹那性が多くの読者を魅了してきた中で、今回のエッセイにおいては視点が落ち着いている。言うなれば、日記はスナップショットの連続で、怒涛のように生活を追いかける、ドキュメンタリー性が極端に高いものだったのに対して、エッセイは日付がなく時間軸が曖昧になることで、構図が決まったポートレートのようで、一種のフィクション性さえまとっている。そこでは植本さんがカメラマンとして培ってきた、他者に対する眼差しの鋭さ、ショットの強さが存分に発揮されている。  冒頭で述べたとおり、その眼差しを駆使した人物評が多いのが本作の特徴だ。自分のことが誰かに文字で書かれ、残っていく。書く/書かれる関係性について改めて考えさせられる。書くことで救われていた時代から、書かなくても残ることもあるという考え方の変化は、写実主義の傑作『かなわない』で知った身からすると隔世の感があった。また、書かれた側からの率直なアンサーが載っている点もスリリングで、ハイライトの一つだろう。  本書で紹介される人たちは、植本さんの魅力ある文章だからこそ、誰も会ったことがないにも関わらず、生きている様がまじまじと伝わってくる。特に終盤の元パートナーとの関係性の変化とある種の終結まで、思考と現実がシームレスに描かれており、これまでのことも思い出されて、壮大な恋愛ドラマのエンディングを見ているようだった。このエッセイから次はどんな風景を見せてくれるのか、毎度読み終わる度に期待と不安が入り混じる植本さんの著作からはいつも目が離せない。 Yamada Keisuke(ブロガー・ポッドキャスター)

  • 『それはただの偶然』『すべては変わる、石さえも。』2冊セット

    ¥2,290

    『それはただの偶然』1540円 『すべては変わる、石さえも』750円 の2冊セット。 詳細は掲載ページでご確認ください。 繋がっているので、ぜひ一緒にお読みいただければと思います。 ※通販特典として友人で美術家の百瀬文によるエッセイ『植本一子の新刊に寄せて』を同封します。 ※プラスチックフリーを目指すべく、ペーパーで梱包の発送になる場合があります。ご了承ください。 ※『それはただの偶然』の取扱書店は単品ページに記載があります。 いつか別れる日のために どこまでも一緒に歩いた わたしたち 自費出版で初めてエッセイ集を作りました。 今年の春に事件に巻き込まれてしまい、かなり苦しい日々を過ごしてきました。 生きることさえ諦めそうになったけれど、書くことはそんな自分を助けてくれました。 夏から秋にかけて書いた7篇と併せて『文學界』『ベストエッセイ2024』に掲載された1篇、少しの詩を載せています。 また、今回「わたしの現在地」というシリーズ名をつけたので、気長に作り続けていけたらと思っています。 ーーー失われてしまったものや、残されたひとたちのことが、ここにはちゃんと書かれているように思います。(柴山浩紀・編集者) ーーー新刊は、書き手としての一子ベストワークを更新してると思います。エッセイ集として編まれることを意識して書かれたことが、読んでいてもわかったし、あとがきを読んでもなるほどという感じで、移行期/過渡期的だった「愛は時間がかかる」よりも腰の据わった、覚悟みたいなものを感じる本でした。やっぱり日記からエッセイに、というのはきっとすごい難しいハードルで、そこを越えて=いろんなものを手放して、その代わりにエッセイでないと書けないことを書いている。 そして思ったのは、もしかしたらこれは「エッセイスト植本一子」誕生の書であり、同時に、「日記作家植本一子」との決別の書なのではないか、みたいなことでした。もう一子さんは日記を書かない(書けない)んじゃないか。でもそれはまあ自然というか仕方ないというか必然的なもので、一子さんはこれまでも常に、自分の大事なことを書くために最善の方法として日記という形を選んできたのだと思うし、いまはその大事なことを書くために必要な形が変わってきたということなんだと思います。(滝口悠生・小説家) わたしの現在地(1) 『それはただの偶然』 もくじ 一緒に生きていこうぜ 春 小森さんと私 タトゥーを入れる それは愛と呼ばれる何か 新しい友達 高橋さんのこと お葬式のメンバー ねこのきもち 私たちの本当の終わり あとがき 植本一子 出版年表 2024年12月1日 初版 第一刷発行 著者 植本一子 装丁 六月 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 印刷 株式会社イニュニック 発行者 植本一子 ーーーーーーーーーー  植本さんの新作は「わたしの現在地」として銘打たれたシリーズ第一弾のエッセイ集。最近の日記ブームの火付け役かつ牽引者であるわけだが、これまで読んできた身からすれば、日記を経た先にあるエッセイという印象をもった。  一人でいることに耐えられず、常に誰かを求めてしまう。そんな自分の内面と向き合っている様子は近作の『愛は時間がかかる』や『こころはひとりぼっち』で書かれてきたが、本作は植本さんの周辺の人たちへの思いが率直に書かれており、対照的な一冊と言えるだろう。  具体的な描写は避けられているものの、植本さん自身が事件に巻き込まれたことが幾度となく言及されている。事故、事件、病気といった自分のコントロールできない事態に突如巻き込まれる辛さは、本や実体験で分かっているつもりだが、本人にとってどれだけダメージがあるかは他者からはわからない。しかし、そんな中でも表現から伝わるものがあり、「春」という詩で描かれる絶望、虚無感は心の深い部分を刺激された。  精神的に参った状態の植本さんの元に、まるでマーベルのアベンジャーズよろしく皆が集結し、彼女を支える互助の関係性を、内向的な自分としては羨ましく感じた。ご本人は誰かに頼ることを気にされているようだが、そんな風に助けてくれる人がたくさんいる状況は、人間関係が希薄な今の時代において正直想像がつかない。それはひとえにご本人の人望なのだろう。大人になればなるほど、新しい友達を作ることは難しくなるが、植本さんはそのハードルを軽やかに越えて、どんどん関係性を結んでいく。その様子が本作では手に取るようにわかるし、植本さんが植本さんたる所以でもあるのだと思う。それは一人のファンにしか過ぎない私に対する寛大さからも明らかだ。  日記の生活感、それに伴う刹那性が多くの読者を魅了してきた中で、今回のエッセイにおいては視点が落ち着いている。言うなれば、日記はスナップショットの連続で、怒涛のように生活を追いかける、ドキュメンタリー性が極端に高いものだったのに対して、エッセイは日付がなく時間軸が曖昧になることで、構図が決まったポートレートのようで、一種のフィクション性さえまとっている。そこでは植本さんがカメラマンとして培ってきた、他者に対する眼差しの鋭さ、ショットの強さが存分に発揮されている。  冒頭で述べたとおり、その眼差しを駆使した人物評が多いのが本作の特徴だ。自分のことが誰かに文字で書かれ、残っていく。書く/書かれる関係性について改めて考えさせられる。書くことで救われていた時代から、書かなくても残ることもあるという考え方の変化は、写実主義の傑作『かなわない』で知った身からすると隔世の感があった。また、書かれた側からの率直なアンサーが載っている点もスリリングで、ハイライトの一つだろう。  本書で紹介される人たちは、植本さんの魅力ある文章だからこそ、誰も会ったことがないにも関わらず、生きている様がまじまじと伝わってくる。特に終盤の元パートナーとの関係性の変化とある種の終結まで、思考と現実がシームレスに描かれており、これまでのことも思い出されて、壮大な恋愛ドラマのエンディングを見ているようだった。このエッセイから次はどんな風景を見せてくれるのか、毎度読み終わる度に期待と不安が入り混じる植本さんの著作からはいつも目が離せない。 Yamada Keisuke(ブロガー・ポッドキャスター)

  • 『すべては変わる、石さえも。』(自主制作)

    ¥750

    植本も寄稿している日記のアンソロジー『誕生日の日記』の石田商店での通販特典に『すべては変わる、石さえも。』という冊子を作りました。 私の一番最新の作品になります。近況のような、これまでの人生の総括のような、誕生日の日記の続きのような文章になりました。 今回手書きを印刷したものなので文字数は数えていないのですが、A6の小さいサイズで28ページほどあります。すべて手作業で冊子を組み立てています。 送料込み1000円 石田商店・手売りのみ A6サイズ 28P 自主制作 ホチキス留め・手製本 『すべては変わる、石さえも。』 2024年7月12日発行 著・文字 植本一子 200

  • 『誕生日の日記』 特典『すべては変わる、石さえも。』付き

    ¥2,530

    ※サイン御所望であればお知らせください(植本のみサイン入れられます) ※石田商店特典として植本の最新の文章『すべては変わる、石さえも。』をお付けします   ーーーーーーーーーー 「どんな今日も、誰かの生まれた日」 誰かの誕生日の日付から始まる、15人の日記集。 「誕生日」は自分と関係のない日付でもあるし、どこかソワソワと意識する日でもある。 カレンダーに印刷される公的な日付ではないけれど、完全に私的とも言えない日付。 そんな狭間にあるものとしてイメージしながら、この本の編集を進めることにしました。 生まれてきたことを祝う気持ちも、疑って悩む気持ちも、ひとしく並んでいる本を目指しています。 また、日記における日付の性質を際立たせるために、 ページ数(ノンブル)をつけず、日付を追って読み進めていただく造りになっています。 日記帳の中に紛れ込んだような、涼しげな読書体験を楽しむことができるかもしれません。贈り物にもおすすめです。(編集より) 著者:阿久津隆、いがらしみきお、イリナ・グリゴレ、植本一子、大崎清夏、金川晋吾、古賀及子、柴沼千晴、鈴木一平、pha、三宅唱、三輪亮介、me and you(久保山領、竹中万季、野村由芽) 造本:仲村健太郎、古本実加 発行:株式会社 日記屋 月日 定価:2300円+税 仕様:並製/A6変形(縦150mm×105mm)/208ページ (表紙:グレーの文字は銀箔押し、赤色の文字は赤箔押し) 200

  • 『喜びも悲しみもある今日』(自主制作)

    ¥550

    2025年2月21日(金)の日記 保育ママの思い出/東京都写真美術館「春・阿賀の岸辺にて」/大久保ベーカリー/花すけ/あんぐいゆ/焼きリンゴ/戦争 石田商店と手売りのみ 家内製手工業 A5 20ページ 手書き 届く紙の色は選べません 2025年3月8日発行 文・植本一子 デザイン・北原可菜 落丁がありましたらお問い合わせください  二月のある日が描かれているのだが、これが今までと感触が異なる日記になっていて驚いた。一日だけ、ということもあってか、日常に対する解像度が相当高く、どこか小説を想起するような日記だった。  前半のお子さんとの日常生活は、昔から日記を読んでいる身からすると、時間の経過を感じざるをえなかった。多くの「一子ウォッチャー」は、保育ママと同じような気持ちになるに違いない。  後半では『好きな人にあう』に続いて、今の社会で生きる皆がなんとなく感じるモヤモヤについて書かれており、それが戦争との距離感だ。ロシア、ウクライナ間の戦争において、ドローンを用いた攻撃が行われており「人の命の重さとは?」と考える様が描かれている中で、「目の前の焼きりんごがいかに美味しいものなのか?」も同時に描かれている。これこそ人間だよなと心底思えた。言い方が難しいのだが、今の社会は「戦争が嫌だ」と「焼きりんごが美味しい」は両立しない、どちらか一方を選ばないといけない圧力を感じる場面が多い。自分がポッドキャストでだらだら話しているのは、すぐにまとめてわかりやすくパッケージしようとする空気から距離を置きたい気持ちが多分にある。だから、この非圧縮状態の日常描写の数々にとてもフィールしたのであった。 Keisuke Yamada(ブロガー/ポッドキャスター)

  • 『好きなひとに会う』(自主制作)

    ¥380

    普段あまり書けないことを、伏せ字込みで書いてみました。 A4サイズのペーパーを折りたたんだ状態でお届けします。 石田商店と手売り ISBbooks(阿佐ヶ谷)のみで販売 2025年3月8日発行 文・植本一子 校正・藤本徹 デザイン・ISBbooks A4サイズ 4000字程度 本書は2025年3月8日9日にISBbooksで行われた「38商店(さんぱちまーと)」のために作成したものです。  自分が信用できるものだけと関わる世界線と、そうは問屋が卸さない現実に逡巡する様は今の資本主義社会に生きる誰しもが抱えるモヤモヤだろう。そんなアンビバレントな気持ちが「避けているものの中で遭遇した好きなもの」という矛盾を通じて、最終的に何かを好きになる、ファンになることの意味に着地していた。憧れの対象に会ったときのリアクションというのは、非常に悩ましい。自意識が肥大している身なので、毎回立ち振る舞いに悩むが、照れずにストレートに自らの思いを伝えればいいと、本書を含めて植本さんから学んだのだった。 Keisuke Yamada(ブロガー/ポッドキャスター)

  • 『ニーニとネーネ vol.1』『ニーニとネーネ vol.2』2冊セット

    ¥2,150

    『ニーニとネーネvol.1』 2025年2月22日 初版第1刷発行 500部限定 書き下ろしエッセイ「生きている」 『ニーニとネーネvol.2』 2025年2月28日 初版第1刷発行 500部限定 書き下ろしエッセイ「ネーネちゃんの入院」 写真と文 植本一子 校正 藤本徹 デザイン 飯村大樹 フルカラー A6サイズ 40P ホチキス留め 完全家内制手工業 売り上げは猫たちの医療費およびQOLの向上に充てます 取り扱い書店 ON READING(愛知・東山公園) スタンダードブックストア(通販・催事等) B&B(東京・下北沢) twililight(東京・三軒茶屋) ホホホ座(京都・浄土寺) BOOKNERD(岩手・盛岡) 古書と新刊 scene(熊本)

  • 『ニーニとネーネ vol.2』(自主制作)

    ¥950

    石田商店→送料込み1200円 手売り→1200円 2025年2月28日 初版第1刷発行 500部限定 書き下ろしエッセイ「ネーネちゃんの入院」 写真と文 植本一子 校正 藤本徹 デザイン 飯村大樹 フルカラー A6サイズ 40P ホチキス留め 完全家内制手工業 売り上げは猫たちの医療費およびQOLの向上に充てます 取り扱い書店 ON READING(愛知・東山公園) スタンダードブックストア(通販・催事等) B&B(東京・下北沢) twililight(東京・三軒茶屋) ホホホ座(京都・浄土寺) BOOKNERD(岩手・盛岡)

  • 『ニーニとネーネ vol.1』(自主制作)

    ¥950

    石田商店→送料込み1200円 手売り→1200円 2025年2月22日 初版第1刷発行 500部限定 書き下ろしエッセイ「生きている」 写真と文 植本一子 校正 藤本徹 デザイン 飯村大樹 フルカラー A6サイズ 40P ホチキス留め 完全家内制手工業 売り上げは猫たちの医療費およびQOLの向上に充てます 取り扱い書店 ON READING(愛知・東山公園) スタンダードブックストア(通販・催事等) B&B(東京・下北沢) twililight(東京・三軒茶屋) ホホホ座(京都・浄土寺) BOOKNERD(岩手・盛岡)

  • 天然スタジオ手ぬぐい2025

    ¥1,500

    ※2024/12/18以降の発送になります(他のものと一緒に買われた場合は後日別送) (((天然スタジオのオリジナル手ぬぐい))) 撮影に来てくれたお客さんにお渡ししている手ぬぐいです。 今回はわたしの金継ぎ師匠でもある堀先生にイラストをお願いしました。 誰でもウェルカムな雰囲気を描いてくださいとお願いしたところ、佐清の姿も見られます。 二色刷りの全面プリントです。 イラスト・堀道広

  • 『さびしさについて』

    ¥902

    署名、植本のみ可能 ご希望の方は備考欄にお書きください ※新品ですが帯ついておりません ひとりだから、できること ひとりをおそれる写真家と、 子どもが生まれた小説家による 10往復の手紙のやりとり。 「折々のことば」にも取り上げられた自主制作本を文庫化。 === 母のこと、子どものこと、文章を書くこと、社会のこと、戦争のこと、過ぎ去った日々のこと。近所に住む写真家と小説家が、ときに応答しながら、親密な手紙を交わす。気持ちよい正直さと、心地よい逡巡にあふれるやりとりが、いつしか読者の記憶を掘り起こしていく。完売した自主制作本に、あらたな2往復のやりとりを加える。 自主制作版解説 武田砂鉄 文庫版解説 O JUN === 【目次】 滝口さんへ 往復書簡をやりませんか? 一子さんへ 絵を習っていた話 滝口さんへ チャイルドシートを外した日 一子さんへ 思うようにならないこと 滝口さんへ 離ればなれになる道 一子さんへ 凡庸な感慨 滝口さんへ さびしさについて 一子さんへ 「み」の距離 滝口さんへ 誰かと一緒に生きること 一子さんへ 子どもの性別 滝口さんへ 最後に会ったのはいつですか 一子さんへ 家事について 滝口さんへ 母の言葉     一子さんへ 誰かに思い出される 滝口さんへ 誰かについて書くこと 一子さんへ ひとりになること      滝口さんへ いちこがんばれ      一子さんへ 愛は時間がかかる      滝口さんへ ひとりは、わるいものじゃないですね 一子さんへ 生活 * それぞれなんとかやっていて 武田砂鉄      解説 滝口さんと植本さんの手紙のこと O JUN 植本 一子(うえもと・いちこ):写真家。1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で優秀賞。2013年から下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」をかまえる。主な著作に『愛は時間がかかる』『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『台風一過』『うれしい生活』『家族最初の日』などがある。 滝口 悠生(たきぐち・ゆうしょう):小説家。1982年、東京都八丈島生まれ。埼玉県で育つ。2016年、「死んでいない者」で第154回芥川龍之介賞を受賞。主な著作に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』『水平線』などがある。 筑摩書房 (2024/2/13発売)

  • B品『さびしさについて』

    ¥750

    植本自ら某大型古本店⚫︎OOK OFF等で買い付けた自著を、買取金額に数百円プラスで売る救済企画。 その名も「B品」 ひとりだから、できること ひとりをおそれる写真家と、 子どもが生まれた小説家による 10往復の手紙のやりとり。 「折々のことば」にも取り上げられた自主制作本を文庫化。 === 母のこと、子どものこと、文章を書くこと、社会のこと、戦争のこと、過ぎ去った日々のこと。近所に住む写真家と小説家が、ときに応答しながら、親密な手紙を交わす。気持ちよい正直さと、心地よい逡巡にあふれるやりとりが、いつしか読者の記憶を掘り起こしていく。完売した自主制作本に、あらたな2往復のやりとりを加える。 自主制作版解説 武田砂鉄 文庫版解説 O JUN === 【目次】 滝口さんへ 往復書簡をやりませんか? 一子さんへ 絵を習っていた話 滝口さんへ チャイルドシートを外した日 一子さんへ 思うようにならないこと 滝口さんへ 離ればなれになる道 一子さんへ 凡庸な感慨 滝口さんへ さびしさについて 一子さんへ 「み」の距離 滝口さんへ 誰かと一緒に生きること 一子さんへ 子どもの性別 滝口さんへ 最後に会ったのはいつですか 一子さんへ 家事について 滝口さんへ 母の言葉     一子さんへ 誰かに思い出される 滝口さんへ 誰かについて書くこと 一子さんへ ひとりになること      滝口さんへ いちこがんばれ      一子さんへ 愛は時間がかかる      滝口さんへ ひとりは、わるいものじゃないですね 一子さんへ 生活 * それぞれなんとかやっていて 武田砂鉄      解説 滝口さんと植本さんの手紙のこと O JUN 植本 一子(うえもと・いちこ):写真家。1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で優秀賞。2013年から下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」をかまえる。主な著作に『愛は時間がかかる』『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『台風一過』『うれしい生活』『家族最初の日』などがある。 滝口 悠生(たきぐち・ゆうしょう):小説家。1982年、東京都八丈島生まれ。埼玉県で育つ。2016年、「死んでいない者」で第154回芥川龍之介賞を受賞。主な著作に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』『水平線』などがある。 筑摩書房 (2024/2/13発売)

  • 完売『こころはひとりぼっち』(自主制作)

    ¥1,540

    SOLD OUT

    ※著者在庫はなくなりました。石田商店掲載中のB品もしくは取り扱い書店さんにてお買い求めください※ 最後に会って3カ月 別れの手紙から1カ月が経った パートナーとの関係を解消してからの数カ月の日記 友人・碇雪恵による寄稿も 目次 8月1日〜8月10日 毎日さびしい。毎日つらい。 9月11日〜9月20日 今はひとりでいることに挑戦しているのだ。 10月20日 誰かひとりでも、いてくれたらいいのだけど。 寄稿 ひとりぼっちじゃない 碇雪恵 『こころはひとりぼっち』 2023年12月10日初版発行 2023年12月15日二刷発行 著者 植本一子 寄稿 碇雪恵 題字 華雪 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 装丁 川名潤 感謝 ソフィ・カル    中園孔二 印刷 モリモト印刷株式会社 ※帯は3種類がランダムで届きます ※帯は手巻きのためズレはご容赦ください 感想をいただきました ーーーーーーーーーー 「ひとり」という言葉が、いろんな色を放っている。 ひとりは淋しい、ひとりは不安、ひとりは楽しい、ひとりは強い。 夜の学校のプール、散歩道のゆずの木、ひとりだから見えてきた風景の描写がとりわけいい。かつて自らの内側を引っ掻くように文章を書いてきた植本さんは、今、言葉によって世界と出会い直している。 いちこがんばれ、いちこがんばれ、読みながらそう何度もつぶやいていた。 黒田杏子(ON READING) ーーーーーーーーーー ひとりになって、旅に出る理由は色々あるし、人それぞれだ。 人それぞれだけれど、旅に出て見つかる答えはそう違わないのではないだろうか。 大切な人には幸福であってほしい。大切な人には頼れる誰かがいてほしい。 たとえそこに自分がいなくとも。 そこに辿り着くのは本当に険しい道のりだけれど、いつかその場所に着いた時、またひとりでも歩き出せるのではないか。 ”独りになってしまった”というあの冷たく震える感情を久しぶりに思い出した。 ”何をしていてもあの人を想い出す”といういつも振り出しに戻る生活。 けれどこの私的な日記を読み進める内に少しずつ温もりを取り戻して行った。 吉川祥一郎(blackbird books) ーーーーーーーーーー 「ひとり」で誰かを思うこと  前作にあたるウィークリーウエモトvol.2にて植本さんとパートナーとの関係が変化したことが明らかになったが、本作はその後の日記となっている。これまでたくさんの日記を作品としてリリースされており、その率直な内容と細やかな日常描写に多くの読者が魅了されてきたと思うし自分もその一人だ。本作は今までと毛色が異なり自身の内面と向き合うシーンが多く植本さんにとって新境地のように思う。なぜかといえば「ひとり」だから。  タイトルにもなっている「ひとり」は大きなキーワードだ。この言葉の陰と陽に植本さんが四苦八苦しているのが印象的だった。共に生きる人のいない寂しさが募る「ひとり」、誰かの都合によらず自由に行動できる「ひとり」。本作では前者の苦しさ、辛さがまっすぐ書かれており読んでいる側も苦しい気持ちになる。人間誰しも様々なバランスで「ひとり」と向き合っていると思うが、そのバランスのあり方は千差万別だと読み進める中で感じた。そして、前者後者含めて「ひとり」はコントロールできるようで、実はできないのだということもよく分かる。  誰かのことを思っても、その人はいないし、その誰かの気持ちも分からない。植本さんの日記を読み、写真を見てきた身からすれば、楽しそうだったあの日々はもうそこにはないのかと思うと悲しい。とはいえパートナー側にも人生があり、彼の選択について当然だが誰も否定はできない。このアンビバレンスに身悶えしてしまった。直接自分が関係しているわけではないが、植本さんのストレートな気持ちの吐露に当事者かのように胸がキュッとなる。だからこそ植本さんに対する周囲の優しさにはホッとするし彼らのリアクションが興味深く映った。特に娘さんの言葉は大人では全く思いつかないと思う。何気ない日常の延長にある、振りかぶっていない言葉だからこそ響くものがあった。  作中で本人も言及しているように自分を客体化して自身の感情を考察している場面が多い。そこへパートナーに対する思いがないまぜになることで感情がダイレクトに伝わってきた。書くことに逡巡する中で、文章として残って反芻する苦しさより、受け止めきれない分は文字にしてアウトプットすることの必要性や妥当性を一緒に確かめているような気になった。これはセルフケアとしての日記の効用そのものだし、一種の祈りのようだと感じた。本作を読み日記を書き始めることで内なる自分、つまり「ひとり」と改めて向き合ってみるのもいいかもしれない。 Yamada Keisuke(ブロガー/ポッドキャスター) ーーーーーーーーーー  本書の中で植本一子はとにかく取り乱す。さびしさ、つらさ、不安――が随所に表れる。 商業誌から自費出版の物まで、多数ある著書の大体を読んできた。その中で都度、さまざまなかたちで・方法で「取り乱し」を書いてきたのだと思うのだが、それがまた新しい物になっていると感じる。  それに、そこには独特な疾走感がある。それはこの本がただ単に「日記」というかたちを取っているということに由来するものだけではないのではないかと思う。 「今の私に並走してくれる・応援してくれる人たちに届くやり方がいい。」 という一節があるが、読んでいるとまさに「並走」しているような気分になる。  他にもたとえば一人で夜間の学校のプールに行ったり、友人と旅行に行ったりする場面などには、ある種の詩情のようなものすら感じるし、やはりこんな日記はなかなかないと思う。 「取り乱し」まくっていても、進んだり戻ったりしても、その筆跡は(それも悪いことではないが)ただ暗く重たいわけではない。常に希望を手放そうとしていないし、日々の中に小さな喜びがある。そのことにひどく心を動かされる。  物事が変わりゆくことにはどうしたって抗えない。それは時につらいことであり、救いでもある。その事をじっくりと咀嚼して、いつかの未来に向かって書くのだ。 「私は今、書くことはけっこうつらいけれど、いつかの喜びのために書いている。いつかの自分のために書いている。このつらさも、いつかきっと忘れる。」  誰かがそこにいて――否、実際にそこにいなくても/どんなかたち・方法であっても、誰かと向き合うことで自らの存在が浮かび上がってくる。 それが時につらいことでも、時には救いにもなり得ればと思う。 植本一子の周りには遠近にそんな「誰か」がいる。そしてそんな姿に私は救われる。 蛭田竜太 ーーーーーーーーーー こころはひとりぼっち 取り扱い店舗リスト ※随時追加中 blackbird books(大阪・緑地公園) OH!MY BOOKS(東京・幡ヶ谷) ON READING(愛知・東山公園) コンコ堂(東京・阿佐ヶ谷) 日記屋月日(東京・下北沢) B&B(東京・下北沢) 古書ビビビ(東京・下北沢) Bareishoten(大分) とほん(奈良・郡山) 青山ブックセンター(東京・表参道) 本の轍(愛媛・松山市) TRASMUNDO(東京・下高井戸) 愛騒(東京・豪徳寺) 本と野菜 OyOy (京都・烏丸) KIMAMA BOOKS(宮崎) ときわ書房志津ステーションビル店(千葉・志津) メリーゴーランド京都(京都・京都河原町) 十月(高知・円行寺口) 双子のライオン堂(東京・赤坂) 今野書店(東京・西荻窪) 本屋TITLE(東京・荻窪) SPBS(東京・渋谷) SPBS TORANOMON(東京・虎ノ門) ホホホ座浄土寺店(京都・浄土寺) twililight(東京・三軒茶屋) 本屋lighthouse(千葉・京成幕張) TOUTEN BOOKSTORE(愛知・金山) BREW BOOKS(東京・西荻窪) BOOKNERD (岩手・盛岡) 恵文社一乗寺店(京都・一乗寺) 北書店(新潟) 1003(神戸・元町) FOLK old book store(大阪・北浜) 本の栞(神戸・花隈) MINOU BOOKS(福岡・筑後吉井) 栞日(長野・松本) 葉々社(東京・梅屋敷) ペンギン文庫(移動本屋) 古書防波堤(東京・吉祥寺) 本屋イトマイ(東京・ときわ台) 本屋・生活綴方(神奈川・妙蓮寺) 本灯社(福岡・薬院) READAN DEAT(広島・本川町) 予感(東京・代田橋) とらきつね(福岡・唐人町) ルヌガンガ(香川・瓦町) サンブックス浜田山(東京・浜田山) amleteron(東京・高円寺) 蟹ブックス(東京・高円寺) SUNNY BOY BOOKS(東京・学芸大学) あまかわ文庫(兵庫・姫路市) Seesaw Books(北海道・北18条) 古書ソオダ水(東京・早稲田) 誠光社(京都・神宮丸太町) HiBARI BOOKS & COFFEE(静岡) MoMoBooks(大阪・九条) MITTS Fine Book Store(滋賀・彦根) REBEL BOOKS(群馬・高崎) 小鳥書房(東京・谷保) Books 移動祝祭日(PASSAGE 東京・神保町) toi books(大阪・本町) ヒガクレ荘(静岡) UNITE(東京・三鷹) 海辺と珈琲 ことり(大分・国東半島) WARP HOLE BOOKS(東京・等々力) 喫茶すずめ(神奈川・茅ヶ崎) フェイヴァリットブックスL(静岡・遠州小松) ポロポロ書店(宮崎) シカク(大阪・千鳥橋) 文喫 栄(愛知・栄) ten(佐賀・唐津) Yamamoto Market 山本書店(高知・黒潮町) 675

  • 『ウィークリーウエモトvol.2 きょうも誰かを待っている』(自主制作)

    ¥1,100

    ウィークリーウエモトvol.2 きょうも誰かを待っている 2023/6/10~2023/6/16 今週のトピック 窓目くんの作るビリヤニ/パートナーの不在/急性期の過ごし方/代田橋「予感」/二日酔い/脱・日記/太田靖久さんと上半期をおさらいする会/phaさん/七対子/西(シャー)/ハイバイ「再生」/始まっちゃうと終わっちゃう/次回の文フリ/banvox/小森はるかさん/『われわれの雰囲気』増刷/滝口悠生お気に入り麻婆豆腐/文學界/とくさん/ヨッシー/三回目の結婚/立花文穂さん/海賊版/六年前にもらった誕生日プレゼント/代田橋にあったミスタードーナツ/「しじん」/長崎堂のバターケーキ/賞味期限の一週間切れた豆腐は食べちゃダメ!/帯巻きの日/近年稀に見るお好み焼き文学爆誕/しゃけ小島/トリプルワーク/シャリ小/タクシーに乗るというセルフケア/慶くん初個展/for my baby/わだばドーナツ屋になる/あの日のことおぼえてる? 26000字 2023年6月30日初版発行 2023年12月10日二刷発行 著者 植本一子 校正 藤本徹 装画 近藤さくら 麻雀牌 pha 協力 柴山浩紀 装丁 川名潤 新書版40P 完全手製本 ※通販・イベントでの手売りのみの販売予定です

  • 『われわれの雰囲気』(自主制作)

    ¥1,430

    ※郵送で届くまでに時間がかかっております。場所によっては発送から2~3日かかります。ご了承ください。 ※取り扱ってくださる書店さんを『三人の日記 集合、解散!』ともに募集中です ※通販の署名不可/手売りの際にお声がけください 植本一子 碇雪恵 柏木ゆか 『われわれの雰囲気』 ピコちゃんが倒れた! 約束の時間に友達が来ない。音沙汰もない。何かがおかしい。嫌な予感がする...... 。その予感は的中、友達はいまICUにいて、意識がないらしい。でも、コロナ禍では病院へかけつけることもできない。 目を覚まさない友達をめぐる日々の記録と、意識を取り戻してからの本人による日記を収録。 今振り返って印象に残っているのは、知っていたはずの「人間はみんないつか死ぬ」の中に自分が入っている自覚がなく、今回の怪我と入院でそれが「自分も死ぬ」になったことです。またうまく言葉にできませんが、スイッチがひとつ切り替わったかのようです。そしてそれを形に残せてすごくうれしい。 (おわりにより) 目次 はじめに 何をみてもピコを思い出す 植本一子 ピコちゃんが未読だった時のこと 碇雪恵 * おわりに 怪我と入院の雰囲気 柏木ゆか 『われわれの雰囲気』 2023年5月21日 第一版発行 著者 植本一子    碇雪恵    柏木ゆか 装画 近藤聡乃 装丁 川名潤 校正 藤本徹 協力 柴山浩紀 ※帯の色はランダムで届きます 植本一子(うえもと ・いちこ) 1984年広島県生まれ。写真家。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。2013年、「下北沢に自然光を使った写真館 「天然スタジオ」を立ち上げる。著書に『かなわない』など。 碇雪恵(いかり・ゆきえ) 1983年北海道生まれ。ライター。2022年11月に自主制作本『35歳からの反抗期入門』を発売。新宿ゴールデン街のバー「月に吠える」金曜店番。 柏木ゆか(かしわぎ・ゆか) 1983年神奈川県生まれ。人事・労務担当。国家資格キャリアコンサルタント。 われわれの雰囲気 取り扱い店舗リスト ※随時追加中 Seesaw Books(北海道・札幌) BOOK NERD(岩手・盛岡) ペンギン文庫(宮城・仙台) 曲線(宮城・仙台) REBEL BOOKS(群馬・高崎) 本屋lighthouse(千葉・幕張) 青山ブックセンター(東京・表参道) SPBS(東京・渋谷) NADiff a/p/a/r/t (東京・恵比寿)
 代官山 蔦屋書店(東京・代官山) 双子のライオン堂(東京・赤坂) SUNNYBOY BOOKS(東京・学芸大学) twililight(東京・三軒茶屋) SPBS TORANOMON(東京・虎ノ門) コ本や(東京・神楽坂) 模索舎(東京・新宿) 古書ソオダ水(東京・早稲田) タコシェ(東京・中野) amleteron(東京・高円寺)
 コンコ堂(東京・阿佐ヶ谷) 予感(東京・代田橋) TRASMUND(東京・下高井戸)
 サンブックス浜田山(東京・浜田山) 今野書店(東京・西荻窪) 
BREWBOOKS(東京・西荻窪) 古書防波堤(東京・吉祥寺) 本屋Title(東京・荻窪) UNITE(東京・三鷹) 小鳥書房(東京・国立) 古書ビビビ(東京・下北沢) 日記屋月日(東京・下北沢) 本屋B&B (東京・下北沢) 葉々社(東京・大森) 本屋イトマイ(東京・板橋) 小岩BUSHBASH(東京・小岩) 往来堂書店(東京・千駄木)
 生活綴方(神奈川・妙蓮寺) 北書店(新潟・新潟市) ニカラ(新潟・佐渡島) 栞日(長野・松本) ひなみ文庫(長野・飯田) ひばりブックス(静岡・静岡市) ON READING(愛知・名古屋) TOUTEN BOOKSTORE(愛知・名古屋) 本屋旅の扉(愛知・豊橋) mitts fine book store(滋賀・彦根) メリーゴーランド京都(京都・四条河原町)
 恵文社一乗寺店(京都・一乗寺) ホホホ座浄土寺店(京都・浄土寺)
 誠光社(京都・河原町丸太町) スタンダードブックストア(大阪・天王寺) FOLK old book store(大阪・平野町) black bird books(大阪・豊中) MoMo Books(大阪・九条) 本の栞(兵庫・神戸) 
1003(兵庫・神戸)
 奈良 蔦屋書店(奈良・奈良市) ほんの入り口(奈良・奈良市) とほん(奈良・大和郡山) だ菓子とドーナツと本の店  ポトラ(鳥取・八頭町) 
READAN DEAT(広島・広島市) 本屋ルヌガンガ(香川・高松) MINOU BOOKS(福岡・うきは市) ナツメ書店(福岡・古賀) 本灯社(福岡・平尾) とらきつね(福岡・唐人町) 古本と新刊scene(熊本・熊本市) Bareishoten(大分・金池町) 
KIMAMA BOOKS(宮崎・宮崎市)
 本と商い、ある日(沖縄・うるま市) ビーナイス(webshop)

  • 『個人的な三ヶ月 にぎやかな季節』(自主制作)

    ¥1,760

    今年も自費出版で本を作ってみました。 その名も「個人的な三ヶ月 にぎやかな季節」です。 2021年の1月から3月までの個人的な三ヶ月間の記録を 約12万字に及ぶ日記でお届けします。 緊急事態宣言下で身の回りに起きた数々の出来事・・・ とうとう上の娘が小学校卒業したと思ったら、 パートナーは仕事をやめ、新しい道を模索することに。 娘たち、パートナー、大切な友人たちとのかけがえのない日々。 家族って、結婚って、一緒に生きるってなんだろう。 ※署名はつけておりません ※石田商店特典として、編集協力・柴山さんによるエッセイ「大きく息をするひと」付き ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「個人的な三ヶ月 にぎやかな季節」 植本一子 目次 2021年1月 2021年2月 2021年3月 あとがき「ミツは存在しない」 ¥1600+tax(1760円) 176ページ(カラー写真16ページ) 185×130mm  コデックス装 デザイン 坂脇慶 編集協力 柴山浩紀 印刷・製本 inuuniq ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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